図1:データ安保の壁(イメージ)
【2026速報】トランプ政権、日本製「コネクテッドカー」に25%の追加関税を示唆 — データ安保を理由に
著者:Re:Japan通信 編集部 (Global News Desk)
2026年2月13日(現地時間)、米国トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、日本や欧州を含む外国製の「コネクテッドカー(つながる車)」に対し、最大25%の追加関税を検討していると表明しました。理由は「米国民の走行データやプライバシーが、外国のサーバーに送信されるリスク(データ主権)」への懸念です。
背景:トランプ流「デジタル保護主義」
トランプ政権は発足以来、「アメリカファースト」をデジタル領域にも拡大しています。これまでの「物理的なモノ(鉄鋼・自動車)」への課税に加え、今回は「データ」を人質にした新たな交渉カードを切った形です。
デジタル関税の主な論点:
- 理由: 「外国製AIや通信モジュールが、米国の道路インフラやドライバーの情報を収集している」という安全保障上の懸念。
- 対象: 自動車だけでなく、日本製の産業用ロボットやスマート家電も対象になる可能性が示唆されています。
図2:データ送信がブロックされる警告画面のイメージ
【比較】従来の関税と今回の「デジタル関税」
今回の措置が従来の貿易摩擦と異なる点は、課税の根拠が「モノの原産地」ではなく「データの行き先」にある点です。
| 項目 | 従来の関税 (〜2025) | デジタル関税 (2026案) |
|---|---|---|
| 課税対象 | 鉄鋼、アルミ、完成車本体 | 通信モジュール搭載車、AI搭載機器 |
| 建前(理由) | 国内産業の保護(製造業) | 国家安全保障(データ主権) |
| 回避条件 | 米国内での工場建設・雇用 | データセンターの米国移転、ソースコード開示 |
日本企業への衝撃と市場の反応
この発言を受け、東京株式市場では自動車関連株が軒並み下落しました。
1. 自動車業界(トヨタ・ホンダ・日産)
日本の基幹産業である自動車は、既に「走るスマホ」と呼ばれるほどソフトウェア化が進んでいます。
- 影響: 米国向けの輸出車に25%の関税が上乗せされれば、価格競争力を完全に失います。
- 米国の要求: トランプ氏は「関税を回避したければ、データセンターを米国内に置き、アルゴリズムを米国企業に開示せよ」と要求しており、日本企業は究極の選択を迫られます。
2. ソニー・ホンダモビリティ (AFEELA)
エンタメとAIを融合させた次世代EVを展開するソニー・ホンダなどの新興EV勢も、この「デジタル関税」の直撃を受ける恐れがあります。
専門家の見解:日本の「データ敗戦」リスク
エコノミストは今回の動きを「第二次プラザ合意のデジタル版」と危惧しています。
「もし日本が米国の要求をすべて呑めば、日本の自動車産業が生み出す付加価値(データ)はすべて米国に吸い上げられることになる。これは製造業の『下請け化』を意味する」
今後の展望
日本政府は緊急の通商協議を申し入れる方針ですが、トランプ政権の強硬姿勢が軟化する兆しはありません。日本の自動車産業は、米国市場での生き残りをかけ、開発体制の抜本的な見直し(米国ローカライズ)か、あるいは独自路線の模索か、重大な岐路に立たされています。
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